分圧計算ツールの使い方
入力電圧と上側のR1、下側のR2をkΩで入力します。負荷をつながない場合の出力電圧を中心に、電流、R1の電圧降下、合計電力、分圧比を確認できます。
R2の両端が出力になる
R1は電源側、R2はグラウンド側に置き、その接続点を出力とします。出力はR2にかかる電圧なので、計算式は次のようになります。
無負荷なら2本の抵抗を流れる電流は同じです。電圧をV、抵抗をkΩで入力すると、 の数値はmAになります。
計算結果の目安
- 12 V、R1 = 10 kΩ、R2 = 20 kΩでは、出力8 V、電流0.4 mA、合計電力4.8 mWです。
- 5 Vに10 kΩを2本使うと、出力は半分の2.5 Vになります。電流は0.25 mAです。
- 15 V、R1 = 40 kΩ、R2 = 10 kΩなら、分圧比0.2で出力3 V、電流0.3 mAです。
抵抗の比が同じなら理想的な出力電圧も同じです。ただし抵抗値を全体に大きくすると電流が減り、接続先の影響を受けやすくなります。
実際の入力抵抗を無視できるか
この式は出力に負荷がない条件です。マイコンや測定器の入力をつなぐと、その入力抵抗がR2と並列になり、下側の合成抵抗が小さくなります。そのため実測値は計算値より下がることがあります。
抵抗の許容差、各抵抗の定格電力、入力リーク、最大入力電圧も別に確認してください。電力を供給する用途には、分圧回路ではなくレギュレータやバッファが適しています。
分圧回路でよくある疑問
抵抗の向きと負荷の影響を先に確認すると、試作時のずれを判断しやすくなります。
R1とR2を入れ替えるとどうなりますか?
出力に使う抵抗の割合が変わります。12 Vで10 kΩと20 kΩを入れ替えると、出力は8 Vから4 Vになります。
出力電圧が入力電圧を超えることはありますか?
正の抵抗2本だけを使う受動回路では超えません。分圧比は0より大きく1より小さくなります。
電流を減らすにはどうしますか?
R1とR2を同じ倍率で大きくします。理想的な出力比は保たれますが、負荷やリーク電流の影響は増えます。
470 Ωはどう入力しますか?
このツールの単位はkΩなので0.47と入力します。R1とR2は同じ単位にそろえてください。
LEDの電源にできますか?
通常は適しません。LEDをつなぐと分圧条件が変わるため、電流制限抵抗や専用ドライバを使います。
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